地震早期検知システムについて

近頃話題になってる地震の装置検知システムについて
マスコミでもさも非常に有効なように報じていますが、
「どうなの?」と聞かれることが多いのですが・・・。
ここで一気に答えてみよう
 
以下、続きは私見です。
 
地震っていうのは初期微動のP波と本振動のS波が
あって早期検知システムはP波を拾ってS波に備えるというもの。
P波とS波っていうのは振動の違いで進行速度が違うために
時間差で伝わってくるわけで、震源でのその時間差はほぼ0秒なはず。
そして、遠ければ遠いほどその差が大きくなるわけです。
 
しかし、地震は地盤の差があれど震源に近ければ近いほど被害が大きい災害です。
早期検知システムは震源から遠ければ遠いほど、有効ですが
地震震源から遠ければ遠いほど被害は少ないといこうこと。
 
大きなゆれを感じるところは初期振動から数秒以内に本振動がきます。
そして甚大な被害が出る箇所にはほぼ同時なはずです。
報道で音声で「震度6強の地震がきます」と警告してくれると言ってましたが、
震度6ky」でど〜んと本振動が来るはずです。
 
じゃぁ、早期検知システムは無駄なのか?というわけではありません。
人間は数秒では反応できませんが、機械は数秒あれば十分です。
工場ラインの自動停止等にはとてもいいシステムだと思います。
震源が真下でなければの話です。
 
ご家庭では「非常持ち出し袋」や「避難場所の確認」をお勧めします。
早期検知システムもいいですがそれらの準備してますか?
 
マスコミ批判ついでに(ぇ?
被害にあった原発に関して
「変圧器の火災」がさも「放射能漏れ」につながるかのように
おどろおどろしいBGM付で報道がなされていますが、
変圧器は放射能関連施設ではありません。壊れても放射能は漏れません。
※某会社の耐震基準、防災体制を擁護するものではありません。
放射能云々よりも、変圧器内からPCB等の有害物質が流失していないのか
どうかの報道がまったくないのはどういうことなんでしょうかね。